月払いよりも安い自動車保険の支払い方法
自動車保険の保険料を月払いで支払っている人はかなりの数を占めますが、支払い方法を変えることで月払いよりも安い料金になります。
保険の見直しはテレビコマーシャルや駅の看板などで良く見かけますが、支払い方法の変更で保険料を安くできるということについてはあまり知られてはいません。
自動車保険を扱う保険代理店で勤務する外交員は、月払いよりも安い保険料の支払い方法を知っているので、その方法を利用して保険料の節約をしています。
月払いよりも安い保険料の支払い方法とは複数年契約にすることです。
複数年契約とは長期間にわたって自動車保険を契約する方法です。
例えば3年などの期間を定めて保険契約を結びます。
こうすることで保険料が割り引かれるだけでなく、契約期間中に保険請求事故を起こしても、等級ダウンがその間は適用されないといったメリットがあります。
保険料の割引率は保険会社により若干異なりますが、7%から10%もの割引があります。
複数年契約をすると、保険料は一括で支払わないといけなくなるのではと思われがちですが、月払いのままで複数年契約ができます。
その場合一括での支払いに比べると割引率は落ちますが、それでも月払いに比べて割安になります。
もう一つ安い保険料の支払い方法として、年払いがあります。
1年間の保険料を一括で支払うことで、月払いよりも安い保険料になります。
自動車保険は掛け捨てですから、できるだけ保険料を抑えたいと思うはずです。
上手に制度を活用すれば節約が可能です。
月払い、一括払いのメリット・デメリット
自動車保険を一括払いで支払う場合も、月払いで支払う場合もメリット・デメリットの両方があります。
ですから、その両方を比較して自分に合った方を選択することが大切と言えます。
では、月払いする時のメリット・デメリットとは何でしょうか。
最も大きなメリットとして挙げられるのは、資金を用意するという負担が少ないことです。
1年分、または複数年分の保険料を分割して毎月支払っていくのが月払いですから、1回分の支払額は小さくなります。
家計への負担も分散でき、保険料を計画的に支払いやすくなるということもメリットとなります。
月払いのデメリットとなるのは、まず支払額が高くなってしまうということです。
自動車保険というのは、元々が一括払いがベースとなった計算をしていますので、月払いを選択することで一括払いよりも支払額が高くなってしまうのです。
そして、月払いの場合は支払い方法が限られることが多いです。
さらに、月払いの場合は何かしらの理由で保険料の支払いを忘れてしまう、ということが数ヶ月続いてしまうと保険契約が解除されてしまう可能性があります。
解除されてしまった場合に再契約する時は、分割払いが選択できなかったり、割引等級が維持できないことから保険料が上がってしまったりということがあるので、結果として負担が大きくなることがあります。
一括払いのメリットを見てみると、1番大きいのがトータルでの支払額が安くなるということです。
また、一括払いの場合はクレジットカード払い、コンビニでの振り込み、口座引き落としなど、豊富に用意された選択肢の中から支払い方法を選択することができます。
そして支払いが年に1回になりますので、煩雑さがなくなって払い忘れてしまう心配も少なくなります。
一括払いのデメリットで最も大きいのが、1年分の自動車保険料を1回で支払う必要があるため、用意する必要のある金額がかなり大きくなってしまうということです。