4ナンバーだからといって自動車保険料は安くない
よく4ナンバー車は保険料が安くなるなどということが言われていますが、どうしてそういったことが言われるようになったのでしょうか。
現実的にいえば、乗用車の5ナンバーモデルとたいした違いはなく、むしろ高い傾向さえ見られます。
4ナンバー車は危険がいっぱい
4ナンバー車は、主に荷物を運ぶことに使われる小型貨物車のことです。
貨物車ですから、基本的にプライベートに使うことは少なく、仕事に使われる車です。
そのため走行距離も長く、運転している時間も長いため、交通事故にあって損害保険会社から賠償金なり保険金の支払いがされる可能性が高くなります。
要するに損害保険会社からすれば危険な車であるということで保険料も乗用車の5ナンバーより高くとりたいわけで、実際にも保険料は高く設定されています。
そして仕事で使うのですから何歳の社員が運転するのか分かりませんし、その人間が家族であったり、配偶者であったりすることも少ないでしょう。
そういったいわゆる限定割引が適用されないので、更に割高となります。
プライベートユースなら少しは安くなる
基本的の保険料が高い4ナンバー車ですが、最近はその保険料をぐっと安くすることができるようになりました。
それは4ナンバー車を仕事用としてではなく、プライベートユースの車として使っている場合です。
それまでは4ナンバー車というとその車の使い方問わず、一括りで考えていたのですが、最近の自動車界の風潮から、4ナンバー車を乗用車として乗る方が増えてきました。
例えば、ピックアップトラックとかワンボックスバンとか、キャンピングカーといったようなものです。
これらのものは車体自体はトラックやバンであるため4ナンバー車となりますが、使い方は乗用車として使われることになります。
損害保険会社ではこういった4ナンバー車のために自家用の商用車ユーザー向けに乗用車と同じような年齢限定や配偶者限定、家族限定といった割引制度を適用するようになったのです。
当然ながらまったく割引されていないものより保険料が安くなるに決まっています。
最近ではこういった4ナンバー車のための自動車保険を利用する方が増えてきています。