自動車保険は絶対に必要なのか
自動車保険には二つの種類があります。
自賠責保険と任意保険です。
自賠責保険は強制保険なので車検を通っている車であればすべての車が加入しているものです。
一方で任意の自動車保険はあくまで任意に加入するものです。
実際に日本を走っている車の中で任意の自動車保険に加入しているものは75%程度で、25%程度は任意保険に加入していません。
では本当に任意保険は必要なものなのでしょうか。
万が一に備えるなら任意保険は絶対必要
結論から言えば、任意保険は必要です。
理由は非常に簡単で、自動車事故のほとんどは自賠責だけではカバーできないからです。
まず自賠責保険と任意保険の違いがあります。
自賠責保険は事故の被害者側、しかも対人の補償しかありません。
事故の被害者がケガをしたり亡くなったりした場合のわずかな補償です。
自賠責保険は被害者の対物、加害者の対人対物の補償は受けられないのです。
そこですべてをカバーしている任意の自動車保険が必要になります。
任意保険であれば被害者か加害者かを問わず対人対物の両方を補償してくれます。
車両保険の必要性は賛否両論
任意保険が必要であることに疑問の余地はありませんが、その中の車両保険が必要かどうかは人によって意見が分かれるでしょう。
実際すべての任意保険に加入している車のうち車両保険にも加入しているのは4割程度です。
車両保険は他車との衝突、自然災害、盗難などによって車が壊れてしまった時にその修理費用などを補償してくれるというものです。
しかし適用される範囲が限られているため、どんな時でも補償が十分に受けられるというわけではありません。
しかも車両保険をつけると保険料が一気に上がるという傾向もみられます。
したがって任意保険には加入するが車両保険は必要ないという人も多いのです。
これから車を購入しようという方は、絶対必要な任意保険と、必要かどうかを判断できる車両保険とを分けて考えるようにしましょう。