自動車保険は国産車も輸入車もないが・・・

輸入車

自動車保険は加入する人間と加入する自動車によって、交通事故を引き起こす可能性を割り出し、それによって保険料を決定します。

 

事故を起こしやすい人間、過去に何度も交通事故を起こしている人間、スピードが出る自動車、無謀な運転をする方が好む自動車などに対しては高い保険料を設定し、逆に事故を起こしたことがない方、事故を起こしにくい年齢層の方、大衆車、ファミリーカーなどでは保険料を安く設定するわけです。

 

この中で自動車というものに着目してみると、要は事故を起こしやすいのか、起こしにくいのかといった判断がされるだけで、どこの自動車メーカーだからとか何色の自動車だからということは一切関係ありません。

 

車種に関してはドライバーの好みや傾向というものがあり、事故を起こす可能性に影響をもたらすので、多少なりとも保険料に高い安いは出てしまいます。

 

しかし、それ以外の部分では車の作りによって保険料が変わるということはなく、それが国産車でも輸入車でも同じことが言えます。

輸入車で高くなるのは車両保険

対人、対物などいわゆる自動車保険の基本となる保険商品には国産車、輸入車というのはほとんど影響しませんが、付帯的な保険商品となる車両保険は大きく影響を受けます。

 

車両保険は事故を起こした時の自分側の修理代を補償してくれる保険商品で、壊れた部分の交換部品代や修理作業にかかる工賃などを払ってくれます。こういった内容は国産車、輸入車問わず同じなのですが、実際にかかる修理費用が国産車と輸入車とでは大きく異なることから車両保険としての保険料は高くなります。

 

輸入車は交換部品も輸入されてくることになりますので部品としての価格が高くなります。

 

例えば、フロントバンパーを交換するにしても国産車であれば50000円で部品を買うことができるところ、輸入車では80000円ぐらいかかってしまうことになります。

 

そして輸入車の正規ディーラーでは工賃が高いことも有名で、それによっても国産車を直すよりお金がかかってしまいます。

 

国産車より修理費用が高くなってしまう輸入車の、車両保険の保険料を安くする損害保険会社はあるはずがありません。