自動車保険には3年契約がある

自動車保険は基本的に1年間の契約期間を持って契約することが多いでしょう。

 

しかし、火災保険や地震保険などいった他の損害保険や医療保険、生命保険などそれこそ何十年もの長い契約期間を持つことが多くなっており、その分、保険料などが安くなっていたり、補償内容が濃くなったりしています。

 

ならば自動車保険も長期契約プランのようなものはないのかということになりますが、実は自動車保険でも長期契約ができるのです。

 

これは損害保険会社によって違いが出る部分なのですが、最長7年で5年契約、3年契約というものがあります。

 

車両保険などの組み合わされる保険商品や特約によって、あるいは加入しようとしている方の経歴、車の種類などによって制限がかかる事がありますが、一年契約よりももっと長い契約期間を取ることができます。

長期契約にメリットはあるのか

長期契約はただ単に長い期間、自動車保険の補償を受けることができるだけではなく、それなりのメリットもあります。

 

これは損害保険会社、加入者双方にあるのですが、損害保険会社からすれば、競争が激化している自動車保険業界の中で、ある一定の期間内、固定客を確保することができるという点です。

 

それによって損害保険会社側からすれば、営業活動などをしなくて済みますし、契約の更新などの手間のかかる事もしなくて済むので、例えば3年契約するのと1年契約を更新し続けるよりコストを安く済ませることができるのです。

 

そしてそれを保険料にあてがうことによって、加入者側には保険料の割引を受けることができるというメリットが出てきます。

等級据え置きになる

メリットは保険料だけではありません。

 

実はノンフリート等級もその契約期間中はずっと同じ等級でいることができます。

 

通常の一年契約であれば交通事故を起こし、自動車保険から保険料の支払いがあった場合は、翌年の等級がランクダウンし、それによって保険料が高くなりますが、長期契約では、契約満了まで同じ等級にいることができるのです。