自動車保険で走行距離はどの程度影響するか
リスク細分型保険は車の使用頻度や走行距離、使用目的を細分化して状況に見合った保険料を設定する補償のことを指します。
自動車保険によっては、走行距離により保険料の割引率が変化するものもあります。
多くの損害保険会社が提供している自動車保険では、自動車の使用目的を三つの分野に分けて、目的別に保険料の割引を実施しています。
具体的には日常、レジャー使用のケース、通勤で使用するケース、業務使用でのケースの三つです。
買い物などの日常の足として使う場合やレジャーのみで使用する場合、保険料が最も安くなりますが、この区分では年間走行距離は勘案されていません。
地方に住む人であれば日常使用でもかなりの距離を走ることもあるため、本当の意味で公平性が保たれているとは言えないのが実情です。
そこで、使用目的にプラスして年間走行距離を予想することで、より公平な保険料を実現している自動車保険もあります。
二つの条件を設定することで、最も距離が少なく、使用頻度が少ない人が分かります。
予定走行距離を設定しない場合と設定した場合の違いは、走行距離が多い人ほど保険料が割高になることです。
もし走行距離が多い場合には、予定走行距離を設定しないタイプを選択するのも一つの方法です。
目安としては年間走行距離が10000キロ未満であれば保険料がかなり割安になりますが、20000キロを超えると割高になります。
保険料が安いかどうかは、実際に比較して検討してみるとよいでしょう。