自動車保険の料率は車種で変わる
自動車保険の保険料は車種によって保険料率が変わります。
損害保険会社は相互扶助の理念に基づいてより公平な自動車保険制度を実現するために、自動車の車種ごとに事故率を調査しています。
統計的に調査することで、事故率の高い車種がわかりますから、そのような車は保険料が高くなるようにし、逆に事故率の低い車種については保険料が低くなるように設定を行ないます。
車種ごとに保険料率区分が設定されていますが、その情報は代理店に尋ねることで開示してもらえます。
保険料率が高い車種とは、スポーツタイプです。
GT-Rやポルシェなどのスポーツカーは走行性能が高いことで知られていますが、加速性能が高いためドライバーには高度な運転技術が求められます。
つまり交通事故を起こしやすい車種ということになります。
スポーツカーは維持費がかかると良く言われますが、これはメンテナンスにかかる費用だけでなく、自動車保険の保険料についても同じことが言えます。
対照的に保険料率が低い車種とはカローラやプリウスなどのファミリー向けの車です。
ファミリー向けの車種は統計的に事故率が低くなっているため、保険料率も低くなります。
また自動車アセスメントによる衝突安全性能などを考慮して、車種ごとにより詳細な事故率の調査を行なうことで、公平な保険料が実現できるように努力が払われています。
保険料を抑えたいと思う場合には、保険料率の低い車種を選ぶのも一つの方法と言えます。