自動車保険は安全装置で割引がある

事故を起こせば何かしらの支出がある自動車保険では、事故を起こさない車、事故を起こしても損害が少ない車を好みます。

 

そのため、自動車にそういったメリットをもたらす装置がついていると保険料を割り引く制度を設定しています。

 

いわゆる安全装置割引なるものです。

安全装置といってもいろいろある

 

安全装置には事故を未然に防ぐアクティブセーフティと事故を起こしたときに人間を守るパッシブセーフティがあります。

 

アクティブセーフティは話題の自動ブレーキシステムやアンチロックブレーキ、トラクションコントロール、横滑り防止装置などが該当します。

 

パッシブセーフティは衝突安全ボディ、エアバッグなど該当します。

 

これらがついているものはその内容に応じて割引制度が設けられています。

安全装置別割引率

 

安全装備がついているからといって一律割引がされるということではなく、どういったものがついているのかということによって割引率が変わってきます。

 

例えばアクティブセーフティですが、アンチロックブレーキシステムで5%割引、トラクションコントロールや横滑り防止装置で5%割引、自動ブレーキシステムやそれに付随する先進安全装置がついている場合は10%の割引となります。

 

自動ブレーキシステムなどの先進安全装置の割引制度は2017年から始まったもので、まだなじみがありませんが、これによって衝突事故が劇的に減少したことを考えれば、妥当な策かもしれません。

 

次にパッシブセーフティですが、エアバッグで10%割引、助手席にもエアバッグがついていれば15%割引、衝突安全ボディで10%割引、となります。

 

そして、これは交通事故に対する安全性ということではありませんが、盗難に遭った時も保険金の支払いがある車両保険に加入している場合は、盗難防止装置としてのイモビライザーが搭載されている車は、車両保険の保険料が5%割引になります。

 

もちろんどの装備に関しても自動車メーカーが標準装備やオプションとして付けたものだけで、後付で社外品を付けた場合には該当しません。