自動車保険は複数年契約で割安に

自動車保険の保険料を節約できる裏ワザとも言えるのが複数年契約です。

 

自動車保険は1年契約が基本ですが、3年の長期契約プランを利用できる場合があります。

 

複数年契約をすることにはいくつものメリットがあります。

 

保険料を節約したい場合や、割引等級で得をしたい場合には、複数年契約を検討する価値が十分にあります。

 

自動車保険の複数年契約のメリットとデメリットについてまとめてみました。

 

複数年契約により、保険料が割引かれることがあります。

 

損害保険会社のプランによりますが、複数年契約者に対して保険料を割り引くことで加入のメリットを打ち出しています。

 

保険料の割引が受けられるのは、一括払いに限定されますが、保険料の割引制度が限られている中で、保険料を節約できる手段として人気があります。

 

分割払いの場合、保険料割引がないので、メリットはあまり感じられないように思えます。

 

それでも複数年契約にはメリットがあります。

 

自動車保険を複数年契約すると等級ダウン事故を起こしても、保険料が上がりません。

 

つまり契約した時点の保険料が継続するため、契約期間内の保険料は一律のままです。

 

2016年2月現在、交通事故を起こし自動車保険を利用すると、3等級ダウンするだけでなく、事故あり等級が適用されるため、翌契約年度の保険料が大幅に上がってしまいます。

 

複数年契約なら、値上がり分が凍結されるため、保険料は変わらないのです。

 

保険料が変わらないため、毎月の支出計算がし易いというメリットもあります。

 

複数年契約だからと言って、等級ダウン事故がカウントされないわけではありません。

 

3等級ダウン事故を起こした場合、契約満了時以降は等級ダウンが適用されます。

 

例えば契約時に16等級で事故を起こし保険を利用した場合、1年後は13等級、2年後は14等級、3年後は13等級になり、3年契約が満了し更新する時点の割引等級は14等級になります。

 

複数年契約は等級ダウンが分かりにくいというデメリットがあります。

 

ただし等級ダウンは3年後に適用されるので、その分保険料は得することが分かります。