自動車保険の複数所有新規割引を活用しよう

個人向けの自動車保険では基本的に1人の人間と1台の車の組み合わせで加入するものですが、中にはお父さんの車に他にお母さん用の買い物車を持っていたり、家族で出掛ける時用の車を持っていたりといった形で複数の車を持ち、それぞれに自動車保険をかけているという方もいることでしょう。

 

この時、すでに1台目の自動車保険に加入しており、長年乗り続けているのでノンフリート等級もそこそこ高いランクとなっているとしても、同じ契約者で違う車の自動車保険に加入しようということになると、1台目の自動車保険のノンフリート等級は全く関係なく、通常通り6等級ということになってしまいます。

 

これが人間と車をセットにして考える自動車保険の考え方です。

 

契約者が同じでも車が違えば、新しく加入する車の方は1からスタートとなるのです。

2台目からは7等級スタート

こういった方、いわゆるセカンドカーを持つ方にピッタリなのが、複数所有新規割引制度です。

 

この割引制度は、1台目の自動車保険のノンフリート等級が11等級である場合、2台目を購入し同じ自動車保険に加入したときに、2代目の自動車保険のノンフリート等級を6等級からではなく、一つ上の7等級からにするというものです。

 

たった1ランク分に違いだけですが、それでも複数の車を持ち、それだけでも保険料を倍払っているのですから少しでも安い方がいいでしょう。

 

ただし、この割引制度を利用するにはいろいろな条件があります。

 

一つは2台目の車の自動車保険契約者、基本は本人だけとなりますが、配偶者と同居家族だけは認められます。

 

それから2台目の車の所有者、これも基本は本人だけですが、配偶者と同居家族、それから1台目の自動車保険の契約者も認められます。

 

要するに同居家族内で車の台数が増えたらこの複数所有新規割引を利用することができるということです。

 

ただ、損害保険会社によっては、契約者からの進言がないと適用されないことがあったり、使える条件に若干違いがあったりしますので、どの損害保険会社でもすぐに利用できるというものではないようです。