自動車保険の継続利用割引

自動車保険を長期にわたって継続して契約し、その間事故がない場合には等級が年度ごとに一つずつ上がり、保険料が割り引かれます。

 

自動車保険の等級制度は相互扶助の理念のもとに考え出された決まり事です。

 

互いに保険料を出し合うことで大きな補償を作り出すのが相互扶助の概念ですが、同時に公平な保険料負担も相互扶助には含まれています。

 

等級は1段階から20段階まであり、最も保険料が高くなるのが1等級で反対に割引率が最も高いのが20等級です。

 

自動車保険を初めて契約すると、6等級からのスタートになります。

 

それから一年間保険金請求事由がなければ1段階ずつ等級がアップしていきます。

 

18歳で自動車保険に加入した場合、最も高い20等級まで達するには14年間無事故で過ごす必要があり、最短で34歳で割引率が最大になります。

 

継続して自動車保険を契約することで、大きなメリットが生じます。

 

たとえその間に1度でも保険金請求があった場合には、3段階等級がダウンしますが、それでも無事故を心がけるなら、20等級を目指すことは可能です。

 

自動車保険は別に継続しなくても、毎年6等級からのスタートでいいのではと思うかもしれませんが、継続することで割引率が上がると最大で保険料が6割ほど割り引かれることになります。

 

同じ条件で比較してみると、6等級で年間10万円の保険料の場合、20等級では年間保険料が4万円になります。

 

ですから継続することにはメリットがあるのです。