自動車保険のセカンドカー割引を受ける条件
セカンドカーを購入し任意保険(自動車保険)に加入すると、「セカンドカー割引」を利用することで保険料が20〜30%安くなります。
ただし、セカンドカー割引を利用するにあたっては、5つの適用条件をクリアする必要があります。
ここではセカンドカー割引の適用条件について説明します。
2台目の車を購入し、自動車保険のセカンドカー割引の適用を受けるためには、次の5つの条件を満たすことが必要です。
1)1台目の車の保険が11等級以上
セカンドカー割引を受けるには、すでに所有している1台目の車にかけられた保険が11等級以上でなければいけません。
2台目の車での事故発生のリスクは通常低いと判断されますが、1台目の車に事故歴があって等級が11等級以下である場合は、事故リスクが高いと判断されてしまうため、セカンドカー割引を受けられないということになります。
2)過去13ヶ月以内に満了済みもしくは解約などの前契約がないこと
3)新規車両の保険契約に記された記名被保険者及び車両所持者が個人であること
企業所有の車ではセカンドカー割引は適用されません。
4)1台目・2台目の自動車保険の記名被保険者が本人・配偶者・同居の親族
セカンドカー割引は家族間でも適用を受けることができます。セカンドカー割引が適用できる名義と、適用されない名義の範囲は次の通りです。
・適用できる:本人・配偶者・同居親族
・適用できない:別居の親族・別居している未婚の子
基本的には「別居の親族」が適用範囲外となるわけです。
5)1台目と2台目以降の用途車種が自家用8車種であること
この場合の自家用8車種とは、いずれも自家用の普通乗用車や小型乗用車、軽四輪乗用車をはじめ、軽四輪貨物車、小型貨物車、また最大積載量0.5t以下の普通貨物車、最大積載量0.5t〜2tの普通貨物車に加え、特種用途自動車(キャンピングカー)のことを指します。
セカンドカー割引は他社契約でも適用可能
セカンドカー割引を受けるために、1台目と同じ保険会社と契約する必要はありません。
2台目が1台目とは別の会社との契約であっても、セカンドカー割引の適用を受けられます。
セカンドカーは通常1台目よりも利用頻度が低くなるのが一般的ですので、1台目と同じ補償内容を求める必要は必ずしもありません。
同じ会社で同じ補償を受けるよりも、セカンドカー割引の率がより高い別会社を選んだほうがメリットが大きいと言えるでしょう。