自動車保険で代理店を変更するには

自動車保険を代理店経由で契約している場合、時折代理店とのトラブルで他の代理店を利用したいと思うようになる場合があります。

 

そのようなときに変更ができるかどうか知りたいと思われることでしょう。

 

結論から言うと代理店変更は契約期間中でも行うことができます。

 

代理店を変える場合、事前にこれまで契約していた代理店に他の店舗に変えることを伝えておくとよいでしょう。

 

もちろん何も伝えずに変更することもできます。

 

変更のことをあらかじめ伝えておくことで、等級を引き継ぐ際の手続きがスムーズに進みます。

 

代理店側は保険契約において、強制的に契約を維持するよう圧力をかけることはできません。

 

しかしながら保険契約を継続してほしいという引き留めを受けることは避けられません。

 

保険外交員は保険契約者との契約が継続するよう契約者を守る義務があります。

 

それゆえに引き留めるように努めます。

 

しかし強制したり脅したりすることはできません。

 

もし自動車保険を変更する際に引き留めの圧力を受けたり、嫌がらせを受けたりした場合には、保険会社に直接クレームを入れることができます。

 

消費者は法律により保護されていますから、違法な形で圧力をかけられた場合、圧力をかけた外交員は処罰対象となります。

 

手続きは簡単です。

 

代理店同士で引き継ぎが行われるため、口頭で伝えるだけで済みます。

 

変更する場合はこれまでの契約について気を使う必要はありません。

自動車保険の代理店を変更するポイント

自動車保険は契約期間中であっても、好きなタイミングで代理店を変更することが可能ではありますが、自動車保険の契約はしていても事故に遭ったことがなかったり故障したこともなかったりなどで保険の利用をしたことがないために、自分はどこの保険会社と契約していてどんなプランになっているのかもよく分からないという人もいます。

 

また、保険証書もどこにあるのか分からないこともあります。

 

このような場合、自動車を購入したお店が保険の代理店であるケースが多いですから、まずはじめに購入店に連絡して確認してみることで分かることも多いです。

 

ただし、代理店を確認する時には注意すべきことがあります。

 

自動車保険の代理店というのは、契約件数に応じたマージンが保険会社から支払われています。

 

このため、代理店は保険を解約する、他へ切り替えをすると言われた場合、利益が減るため解約しないように引き止めてくることが多いです。

 

ですから、代理店の確認をする際は代理店を変更したいから、と言うのではなく補償内容の見直しがしたいので教えて欲しいなど、他の理由を伝えたほうが無難です。

 

次は代理店を変更することを伝えますが、これは電話で伝えるだけでも可能です。

 

ところが、代理店は契約件数を減らしたくありませんから、保険の更新時以外は変更できない、どうしても変更したいのであれば現在の自動車の廃車届が必要である、などと言ってくることが多いです。

 

実際には、自動車保険というのは任意保険の1つであり、自賠責保険のように絶対に加入しなければいけない強制保険とは違って、契約していなくても走行する時には何も問題ありません。

 

ただ、事故の補償はなくなりますので注意しなければなりません。加入しなくても構わない保険ですから、契約途中でもいつでも代理店の変更をしたり解約したりできるのです。

 

代理店から引き止められても変更したいのなら、最悪の場合契約を取り消してしまってから、同じ保険会社の他の代理店と契約するという方法もあります。

 

そこまでするのは気が引ける場合は保険会社に直接連絡し、代理店を変更したいと伝えるのも方法の1つです。