自動車保険を解約すると等級はどうなる?
自動車保険の保険料を左右するのが等級です。
年齢条件は一定年齢以上になれば適用可能ですが、等級は事故の有無によって変わります。
長年無事故で等級の恩恵を受けている方もいますが、自動車保険を解約する際には注意しないといけません。
解約方法によっては等級が維持されず、また6等級から始めなければいけないのです。
等級により次回契約時の保険料が割り増しになってしまいます。
現在6等級以上の方は解約時に注意する必要があります。
自動車保険は、現在契約している保険会社から別の保険会社に変更しても等級は引き継がれます。
今の等級がそのまま新しい自動車保険でも適用されるため、割引率が変わることもありません。
しかし、満期日か解約日から8日を過ぎてしまうと等級が無効になるのです。
この条件はどの保険会社にも当てはまりますので注意しなければいけません。
逆に解約から7日以内なら等級も維持できます。
何らかの理由により8日以上期間が空く場合、保険会社に連絡して中断証明書を発行してもらう必要があります。
ただし、中断証明書は条件を満たさなければ発行されません。
海外渡航や車の譲渡、廃車など、特定の条件のみ利用できます。
これらの理由で自動車保険を解約したい場合は中断証明書を発行してもらいましょう。
一定期間は等級が維持されたまま解約することができます。
また車を乗り換える場合は等級を引き継ぐことが可能です。
自動車保険を解約する手間もかからず、契約している車両を変更するだけで済みます。
新車や中古車を購入する際や、他人から車を譲渡してもらうケースが該当します。
自動車保険のみ解約したい場合も残念ながら等級は維持されません。
車を譲渡や廃車するなら中断証明書をもらえますが、7日以内に再契約するケースを除き、保険だけの解約では等級は引き継げないのです。
車を一時的に利用しない場合は一時抹消登録をおこない、中断証明書を発行してもらうなどの対策が必要です。