自動車保険の分割払いについて

自動車保険には一括払いと分割払いがありますが、どこの損害保険会社でも両方使えるのかと言うと、そうではない場合もあります。

 

代理店型の自動車保険の場合は、一括払い、分割払いの両方がほとんどのところで可能となっています。

 

しかし、ダイレクト型の自動車保険の場合だと、一括払いだけというところが多くなっています。

 

ただ、中には分割払いが可能なところ、クレジットカードを使用するという条件付きで分割払いできるようになるところもあります。

 

ダイレクト型の自動車保険で最大とも言えるメリットは、保険料の安さです。

 

ところが、支払い方法は一括払いが多く、一括払いができるところでもクレジットカードが必要というケースが多いのです。

 

クレジットカードがない人の場合、ダイレクト型自動車保険を利用しようとすると一括払いしか選択肢がない、ということになります。

 

ただ、例外的に口座振替での支払いでも分割払いが可能になる、というダイレクト型自動車保険会社もあります。

 

それがチューリッヒとアクサダイレクトです。

 

チューリッヒの場合、口座振替での分割払いを希望する際はインターネットでの申し込みができないため、インターネット割引が受けられないということに気をつけなければいけません。

 

口座振替での分割払いはかなり需要が高いはずなのですが、他のダイレクト型自動車保険会社がこれを行っていないのには理由があります。

 

それは口座振替には経費がかかる、ということです。

 

システムを作るだけでなく、その管理にも費用がかかります。

 

また毎月のように出る、引き落とし不能となってしまった契約者に対してのフォローも非常に大変です。

 

もし、需要が高いからと口座振替での分割払いに対応すると、経費がかなり増えてしまって保険料に影響が出ます。

 

せっかく安い保険料が魅力のダイレクト型自動車保険会社なのに、保険料が上がってしまっては意味がありません。

 

チューリッヒやアクサダイレクトが口座振替での分割払いに対応しているのは、他社がやっていないので対応したほうが有利だという判断ではないでしょうか。

自動車保険は一括払い・分割払いどちらが良いのか?

自動車保険に加入すれば、当然のことながら保険料を支払わないといけません。

 

保険料の支払い方法ですが、分割払いと一括払いがあります。

 

一括払いとは、年間の保険料を一度にまとめて支払う方法です。

 

どちらが良いかですが、もし一括払いできるだけの資金があれば、一括払いの方がおすすめです。

 

一括払いと分割払いの年間のトータルで負担する保険料を比較してみると、一括払いの方が少々安くなります。

 

また一括払いに対応している自動車保険を見てみると、支払い方法も多様なケースも多いです。

 

クレジットカード払いやコンビニ振込み、口座引き落としといった感じでいろいろな選択肢を用意しています。

 

また分割払いであれば、年12度行わないといけない支払いを一つにまとめられます。

 

年1回の支払いにすれば、うっかり支払い忘れを起こすリスクも少なくなるでしょう。

 

自動車保険によっては、未払いになると保険契約そのものが解除されることも十分考えられます。

 

そのようなリスクを回避するためにも、年1回だけの一括払いにする方法もありです。

 

ただし一括払いの場合、支払金額は大きくなるので注意する必要があります。

 

車種によって異なりますが、一般的な自家用車の場合、大体保険料は年間で5〜6万円程度になるでしょう。

 

これだけの金額を一度に支払えるだけの余裕があるか、慎重に判断すべきです。

 

もしほかにもいろいろと出費があるので準備するのは難しいかも、と思うのであれば、分割払いで無理のない支払いを心がけることです。

 

分割払いであれば、月々4000〜5000円くらいになることが多いので、これならやり繰りをすれば何とか毎月捻出できるという人もいるでしょう。

 

一括見積もりサイトもあります。

 

これから自動車保険に加入しようと思っているのであれば、こちらのサイトを使って、支払い方法をどうすればいくら負担になるのか、いろいろとシミュレーションしてみましょう。

 

一般的な傾向として、一括払いの方が年間のコストは分割払いと比較すると、5%前後安くなると言われています。

自動車保険は分割払いができるのか?

安心して自動車に乗るためには、自動車保険に加入することがどうしても欠かせません。

 

しかし、年間のトータルの保険料は、それほど安いと言えるものではなく、一括して払うにはキツイという人もいます。

 

特に、自動車保険は年齢が若い人ほど保険料が高くなる傾向がありますので、経済的にも余裕が少ない若者には年間額をまとめて支払うのは厳しいこともあるでしょう。

 

そこで、分割払いができる自動車保険を選ぶことができます。しかし、ダイレクト型、つまり保険会社に直接申し込んで保険をスタートするものの場合は、分割払いが難しいケースが多くなっています。

 

中には、どのような支払い方法であっても一括払いしか受け付けておらず、分割払いは不可というところもあります。

 

また、多くの保険会社では分割払いを受け付けているものの、クレジットカードでの支払いに限定されるという状況も見られます。

 

そのため、分割払いをしたいと考えているのであれば、クレジットカードを所有していることが半ば条件となっていると覚えておくと良いでしょう。

 

しかし、数は少ないものの、口座振替などでも自動車保険を分割払いにしてくれるという保険会社もあります。

 

とてもありがたい制度ですが、分割払いにすると一括払いにするよりも割高になってしまうということを覚えておきましょう。

 

場合によっては数割の金額差が出てしまうこともあります。

 

毎月の支払いは楽になりますが、トータルで考えると損をしていることになりますので、じっくりとどちらの方がお得なのかを考えた上で申し込みをするようにしましょう。

 

安く保険を提供している保険会社は、できるだけ経費を削減することで、保険料金の値引きを行うことができています。

 

一括払いよりも分割払いの方が、クレジットカード払いよりも口座振替の方が経費が掛かりますので、できるだけ安く保険料の受領を行える方法を優先しているために、こうした事態が生じています。

 

保険会社の事情を考慮しながら、賢く保険を選ぶようにしましょう。