リスク細分型の自動車保険とは
自動車保険はリスク細分型と呼ばれる方式に従って保険料を決める流れが一般的になっています。
テレビコマーシャルでもよく耳にするリスク細分型という言葉ですが、その意味を知っている人はそれほど多くは無いといえます。
リスク細分型保険とは、自動車保険の記名被保険者の年齢、用途、限定条件などを細かく指定して保険料を決定する自動車保険のことを指します。
この方式のメリットは保険料が一律だったこれまでの方式とは異なり、人によって保険料が大幅に安くなることです。
リスク細分型保険では自動車の使用目的を選びます。
例えば仕事で主に使うのか、それとも通勤やレジャーにだけ使うのかという選択肢から選びます。
仕事で主に使う人であれば事故率は当然高くなりますから、保険料が高めになります。
反対にほとんど車を運転しない人であれば、保険料は安くなります。
保険会社によっては年間走行距離に応じて保険料が決まるタイプの保険商品も提供しています。
内容は目的別とほぼ同じです。
年齢区分もこれまでより細かくなりました。
少し前の自動車保険であれば26歳未満不担保が最も割引率が高くなっていましたが、現在は35歳未満不担保まで条件を指定できる自動車保険も登場しています。
年齢区分をより細かくすることで年齢の高い人と若い人との公平性を図ることが実現しました。
これにより保険料を割安にすることが可能になったのです。
リスク細分型は今後さらに条件を広げていくことが考えられています。