満期過ぎた自動車保険はどうなる?
契約期間が1年であることが多い自動車保険では、毎年更新していくことが必要です。
更新時期の数か月前あたりからハガキなり電話なりで「更新時期が近付いてきています」といた主旨の連絡が来ます。
それを見てすぐに更新手続きなどの行動に出ればいいですが、あまりにも早い時期に来るので後回しにしてしまい、ついうっかり忘れてしまったなどということもあるでしょう。
損害保険会社も他の自動車保険に乗り換えられないようにと早め早めに手を打つため、かなり前に連絡を入れてくるのですが、早すぎるので忘れてしまうケースもあります。
満期過ぎた、果たしてどうなる
自動車保険は損害保険ですので、決められた金額で決められて期間内だけを補償してくれるものです。
なので、1日でも、あるいは時間まで指定されている場合では1分でもその期間を過ぎてしまうと一切の補償を受けることができなくなります。
それが事故を起こした時間なのか、連絡をした時間なのかは損害保険会社によって判断が分かれるところですが、ギリギリの状態では補償期間というものがしばしば問題となることがあります。
本来は満期にギリギリになって更新するのか乗り換えるのかといった行動を移すのではなく、こういった事態にならないように余裕を持った動きを取っていきましょう。
補償能力に関してはこのような形で期日というものできっちり分けて処理されます。
では、その後の話なのですが、仮にすぐに更新のし忘れに気が付いたとしたらどうでしょうか。
ほとんどの損害保険会社では更新忘れのために1週間ほど猶予を設けています。
満期に日時から7日間までは期日を過ぎたからといって新規加入扱いになるのではなく、所定の手続きを取れば、新規加入ではなく更新という形となります。
更新ですから今まで頑張ってあげてきたノンフリート等級ももちろん継続ですので、無事故であれば更新前より一つだけランクアップした等級が適用されます。
7日間を過ぎてしまった場合は残念ですが、それまでの経歴はすべてクリアされてしまい、また6等級から始める形で新規加入となります。