自動車保険における親子とは
戸籍上の親子とは、戸籍謄本に親子関係として登録されているもの同士のことを言いますが、自動車保険における親子はそれとはちょっと考え方が違います。
それは日常的いう親子関係とも違います。
日常的にいう親子関係
親子といえば、夫婦間の間で生まれた血のつながりのある親とその子供の関係を言います。
日常的には例えば、血のつながりはあるが戸籍が違う場合。逆に血のつながりは全くないが、養子縁組で戸籍上は親子となっている場合もあるでしょう。
それから嫁いだ先の夫の親もお父さん、お母さんといって親子関係を結んでいますし、連れ子で結婚して片方の親とだけにしか血に繋がりはないが戸籍上は親子関係を結んでいるといったものなど、いろいろなパターンがあります。
この中で自動車保険における親子というのはどういうものかというと、これらの日常的にいう親子関係を示す、戸籍の問題や血のつながりの問題だけではなく、寝食を共にしているかということが重要になってきます。
親子でも親子扱いされない場合
自動車保険では一つ屋根の下に戸籍上、親子となっているもの同士を親子と認めています。
同じ家でお父さんとお母さん、成人した子供が2人といった家族の場合、そのお父さん・お母さんと子供二人は親子として扱われます。
しかし、上のお兄ちゃんが東京に大学に進学し、東京で人暮らしをしているといった場合は、血のつながりがあって、戸籍上、親子として認められていても親子として扱われることはありません。
それから女性の子供がいて、その方が嫁いで夫と一緒に独立して暮らしているといった場合でも血縁関係があったとしても自動車保険では親子としては認められません。
要するに現住所が親と子ともに同じでなければならないということです。
親子関係な重要になる事
自動車保険で親子関係が重要となってくることといえば、要するにノンフリート等級の引継ぎです。
それなりのランクにいる方の場合、それをそのまま引き継ぐことができれば次に方も保険料が安くなるわけですので、誰もが躍起になるわけです。