自動車保険の最高等級をめざそう
自動車保険ではノンフリート等級という割引制度があります。
この制度はスタートを6等級とし、1年間の契約期間中に損害保険会社から賠償金や保険金の支払いが行われなかった場合、要するに補償が必要な交通事故を起こしていなかったら1等級ランクアップし、逆に補償が必要な交通事故を起こした場合はその内容に合わせて最大3等級ほどランクダウンすることになっています。
ノンフリート等級にこだわる理由
自動車保険に加入するとノンフリート等級についていろいろなことが言われますが、どうしてノンフリート等級にこだわるのかというとそれはこれが割引制度であって、毎年支払う保険料に大きな影響を与えるからです。
事故有係数なしの割引率を見てみてみると、スタートの6等級で19%割引となり、一番下のランクとなる1等級で64%割り増し、その逆で最高等級となる20等級で63%割引となっています。
同じ補償内容の自動車保険に加入しても加入者が持っているノンフリート等級によってこれだけ保険料の待遇が違うわけです。
仮に基本が10万円の自動車保険だとすると、6等級の時は年間81000円、1等級で164000円、20等級で47000円になるということです。
1等級と20等級との差額は10万円以上、年間でこれだけの違いがあるのですから、ノンフリート等級にこだわるのです。
20等級になるには
保険料が一番安くなる20等級、誰もがそうなりたいものですが、ここまで大幅な値引きをするぐらいですからそう簡単にはならせてくれません。
等級を上げるにはとにかく安全運転を行い、交通事故を起こさなければいいわけですが、仮に18歳で運転免許を取り、すぐに車を買って自動車保険には初めて加入したとしても、18歳で6等級ですから、順調にステップアップしたとしても32歳にならなければ、20等級になることができません。
もちろんこの間は無事故でいなければなりませんが、事故を起こしてもノンフリート等級を下げずに翌年アップさせる方法があります。
それは何があっても自動車保険を使わないことです。
現実離れしているとは思いますが、そうすれば順調にランクアップさせることができるでしょう。