自動車保険と車種の関係
もし普通乗用車を持っているならば、自動車保険の保険料が車種によって変わるということを知っておく必要があります。
軽自動車の場合にはどのような車種でも保険料が変わらないのですが、普通乗用車の場合にはそうではありません。
では車種によって自動車保険の保険料はどのように変わるのでしょうか。
型式別料率クラスとは何か
普通乗用車の車種によって保険料が変わるのは、普通乗用車に型式別料率クラスというシステムが適用されているからです。
型式別料率クラスとは、簡単に言うと1から9の料率クラスを設定して保険料を決めるというもので、1がもっとも保険料が安く、9がもっとも高くなります。
この型式別料率クラスは対人、対物、傷害、車両と四つの項目別に定められており、数字が一つ違えば保険料は10%から20%変わります。
この型式別料率クラスは毎年見直されるので、クラスが上がってしまうと等級が高くなっても保険料が高くなるということが生じえます。
車種によってこの型式別料率クラスが大きく変わることがあります。
例えばコンパクトカーは車の修理費用などが比較的安く済むのに対し、スポーツカーなどは修理費用が高くなってしまうといった要素が型式別料率クラスに反映されているのです。
車種によって保険料がどのくらい変わるのか
では型式別料率クラスの例を見てみましょう。例えばGRL10の型式のレクサスは対人6、対物5、傷害4、車両7というクラスになっています。
一方でDBA−GRS214のクラウンは対人6、対物5、傷害4、車両5です。車両のクラスが2違うということがわかります。
これだけで保険料が50%程度上乗せされることになり、5万円前後は保険料が上がると考えられるでしょう。
四つの指標の中でもっとも保険料に影響を与えるのが車両です。
ですから保険料を考えるなら車両の型式別料率クラスが低いものを選んだ方が良いということになります。
ぜひこれから自動車保険に加入する方は、この型式別料率クラスにも注意を払ってみましょう。