日本は自然災害大国です

自動車保険,災害

自然災害にはいろいろなものがあります。

 

例えば水害なら、台風や大雨、洪水、高潮などがありますし、東日本大震災の時のように津波が襲ってくるということもあるでしょう。

 

また、雪が降る地方なら雪害のリスクがあります。

 

雪害なら霰や雹、大雪や雪崩などが該当します。

 

その他、竜巻や突風による損害、落雷を受けて窓ガラスが割れたり車体にひびや穴が開いたりする事態が起こる可能性もあります。

 

その他にも、日本は全国どこで地震が発生してもおかしくありませんし、山岳地帯のそばなら噴火による火山灰被害や噴石被害などが考えられます。

 

日本では、住んでいる地域によってどのような天災を受けやすいかという種類は異なるものの、どのようなダメージなら加入している自動車保険で補償されるのかという点については正しく理解しておきたいものです。

補償される場合とされない場合とがあります

こうした自然の天災による損害は、自動車保険の中でも車両保険を使っての補償となります。

 

車両保険は毎月の保険料が高くなる傾向にあるため、年式が古い車の人だと加入していない場合が多いのですが、車両保険がついていない場合には、残念ながらこうした損害の補償を受けることは難しいでしょう。

 

しかし、車両保険に加入していたからと言って、すべての天災による損害を補償してもらえるというわけではありません。

 

一般的には、地震と噴火、そして津波によって引き起こされた損害については、別の保険に加入していない限りは補償してもらうことはできないシステムとなっています。

大震災では補償をめぐってパニックが起こる

たくさんの犠牲者を出した東日本大震災の時には、この自動車保険でも自然災害の補償について大きな議論が起こりました。

 

例えば自宅のそばの河川が氾濫したために車が水没したケースでは、通常の場合には河川氾濫による水没は補償の対象となるのですが、東日本大震災ではその河川氾濫を引き起こした原因が地震であるため、補償の対象外となってしまったわけです。

 

こうした天災による損害は素人では分かりにくいため、保険に加入する際に詳しく説明を受けたほうが安心ですし、それによって加入するかどうかを判断するのがおすすめです。

 

車両保険をつけると毎月の保険料が数万円という単位で高くなることがあるので、補償の内容や住んでいる地域などによって、つけたほうが良いのかどうかを決めたいものです。