自動車保険の人身傷害補償とは
自動車保険には自動車に乗車中の人の、ケガや死亡といった万が一の時の補償をする人身傷害特約を付帯することができます。
これまでの搭乗者傷害保険との違いや補償内容を知っておくと、契約の際に役に立ちます。
人身傷害特約のメリットは、相手の示談を待たずに補償できるということです。
いち早く補償が受けられるため、自動車事故で負傷した時などに役に立つ機能が付帯しています。
また衝突事故で過失割合が7対3などの場合にも自己負担部分を人身傷害で補償することができます。
これまでの搭乗者傷害保険では、自己負担金が生じる場合がありましたから、人身傷害補償を付帯することのメリットが大きいことがわかります。
自動車乗車中以外にも人身傷害補償によりケガの補償を受けることができます。
たとえば歩行中に自転車とぶつかって負傷した場合などにも、人身傷害補償で治療費を賄うことも可能です。
自動車以外にも日常生活の様々なケガを補償してくれるのが、この補償の特徴です。
また治療費として充当できる、一時金が支払われる特約が付帯できるなどのメリットもあります。
人身傷害補償は、他の車に乗車中の事故でも補償が受けられます。
もし2台以上自動車を所有し、それぞれに保険をかけている場合には、片方だけに人身傷害補償を設定することで二重補償を避けることもできます。
もし二重補償であることに気づいた場合には、片方を搭乗者傷害特約などに変更することで、補償を適切に準備することができるだけでなく、保険料を余分に支払う必要もなくなります。