水没でも自動車保険の補償を受けることができる

夏場によくあるゲリラ豪雨、台風、記憶にまだ新しい津波などの自然災害で水没してしまって、車としての機能を果たせなくなってしまうこともあるでしょう。

 

でも大丈夫です、自動車保険がそれをカバーしてくれます。

車体の補償は車両保険

水没をしてしまい自動車が使えなくなったとしても自動車保険に加入していれば、その損害を補償してくれますが、実は自動車保険に加入している方、すべてがそうではありません。

 

対人・対物・搭乗などといった自動車保険の基本となる保険項目の他に、車両保険に加入している必要があります。

 

対人保険は事故相手の怪我や死亡、後遺症など人を対象としたもの、対物保険は事故相手の車や建物など物体を対象としたもの、搭乗や人身傷害などは、こちら側に人を対象にしたもので、その中には、「自分の車」というものが含まれていません。

 

自分の車を対象とする保険商品は車両保険だけであるため、自分の車を水没させ、それによって大きな損害を受けた時は車両保険を使うことになりますので車両保険に加入していない場合は一切の補償を受けることができません。

エコノミータイプで大丈夫

車両保険には、エコノミータイプとフルカバータイプというものがあります。

 

エコノミータイプは「限定A」とか「車対車+A」などといった名前が付けられているもので、補償内容を限定することで車両保険としての保険料を安くしたものです。

 

一方、フルカバータイプは、「一般条件」などと呼ばれるもので、その名の通り車両保険としてのすべての補償範囲をカバーし、単独事故や当て逃げ、崖からの転落などまで、すべての車体にかかる損害を補償してくれるものです。

 

水没に関しては一番補償範囲の狭い「限定A」と呼ばれるものに含まれているので、それよりも補償範囲の広いものであれば、補償を受けることができます。

 

要するに車両保険と銘打って販売されている保険商品に加入していれば間違いなく補償を受けられるということです。