未成年でも運転免許があれば自動車保険は必要

自動車保険,未成年

日本では18歳以上なら自動車の運転免許を取得することが可能です。

 

20歳未満の18歳や19歳は未成年という扱いになりますが、高校を卒業した後に、通学や通勤などで自動車を毎日運転しなければいけない人は多いのではないでしょうか。

 

しかし成人ではないという理由で、残念ながら自動車保険に申し込んでもすんなりと加入させてくれる保険会社は殆どありません。

 

そんな時にはどうしたら良いのでしょうか?

親権者の同意があれば加入できる保険会社は多い

未成年でも自動車保険が必要というケースは少なくありません。

 

そのため、多くの保険会社では、親権者の同意があれば加入できるという条件を設置しています。

 

親権者が同意すれば未成年でも自身で保険の契約ができるという保険会社には、アクサダイレクトやイーデザイン損保、三井ダイレクト損保、セコム損害保険などがあります。

 

18歳と19歳の保険契約は認めていないけれど、両親が自動車保険に加入している場合には被保険者として記名することを勧めている保険会社もあります。

 

ただしこの場合、両親が加入している保険の中には、年齢制限を設けることによって保険料がかなりリーズナブルな料金になっていることがあり、そこに18歳や19歳のドライバーを被保険者として記名することによって、保険料がこれまでの何倍も高くなってしまうというケースは少なくありません。

 

そのため、親権者の中には嫌がる人はいるようです。

 

ちなみに、成人年齢に満たない場合には被保険者として両親が加入している自動車保険への記名を推奨しているのは、ソニー損保やチューリッヒ保険、おとなの自動車保険などがあります。

セカンドカー割引を利用すれば保険料がリーズナブル

もしも両親が加入している保険に自分が被保険者として記名してもらう場合には、両親の保険の年齢制限を全年齢補償に変えるのではなく、セカンドカー割引という特約を付けてもらうことで保険料を安く抑えることが可能となります。

 

この割引は2台目の車に適用される割引なので、未成年者が両親と車を共有するという場合には対象外となりますが、2台目の車なら割引が適用されるので別の保険契約を考えるよりもお得です。

 

また、保険料を安く抑えるコツとしては、親の等級を子供に引き継がせるという方法があります。

 

この方法を利用すると、本来保険料が高くなる未成年でも等級割引によって保険料を安く抑えることができますし、引き継がせた親は新規加入が必要になりますが、すでに成人しているので保険料が割高になる心配もありません。