自動車保険のよくある質問
自動車保険の申し込みでよくある質問に、事故を起こしたら保険料はどうなるのかというものがあります。
これまでは事故を起こした翌契約年度の保険料が三等級ダウンすることになっていました。
しかし自動車保険料収入が減少し、補償支払い額が増加していることから収支を安定化し、公平性を保つために自己有係数と呼ばれる新しい等級制度が導入されました。
自己有係数とは事故を起こさなかった場合よりも割引率が少なくなる等級制度です。
三等級ダウンすることに変わりありませんが、翌年度からの保険料はこれまでよりも割高になります。
よくある質問の別の事例は、人身補償はまず自賠責保険から支払われるはずなのに、任意保険が使われるのはどうしてなのかということです。
相手にけがを負わせてしまった場合、自賠責保険から補償されますが、自賠責保険は加害者が一旦立て替えて支払うことが前提になっています。
そのため、保険会社が一旦任意保険から立て替え払いをし、その後に自賠責保険から保険金が戻されることになるため、任意保険を使うことになるのです。
他の質問に車両保険は津波で補償されないのは本当かという点があります。
東日本大震災では多くの車両が津波による被害を受けました。
津波は車両保険の補償対象外となるため、被災した車への補償は提供されませんでした。
ですから津波では補償されないのは本当です。
もし津波の被害を補償してほしいと思う場合には、津波の被害を補償する特約を付帯してください。